H25年1月になると、以前通ったリハビリ施設でのリハビリを再スタートしました。
頚髄の除圧手術を行った結果、恐れる事無くリハビリを続けることができたが痙性が残存し、疲れを感じると両下肢が震える機会が増えたので、独歩での歩行練習を控えるようになりました。
そんなある日の事、F市民病院の担当医にQOL向上に向けた相談をしたところ、痙性を抑制する「ITB療法」のお話をいただきました。
まずは、治療の効果が望めるかトライアルだけでも受けてみてはどうかと勧めてくださったのですが、治療先がSセンターと聞いて悩みました。
しかし、当時の担当医とは異なる医師が治療を行うと聞きトライアルを受けることにしました。
平成25年3月下旬より、ITB療法(トライアル)を受けるため2週間程度の予定でSセンターへ入院することになりました。
結果から先に述べると、下肢の痙性はほぼ抑制されており、その効果の高い事が認められたので、その場で治療の申込みを行うほど嬉しかったことを覚えています。
しかし、手術前のカンファレンスで予想だにしない出来事が起き、治療そのものを断る事となりました。
それは、私の病名は「脊髄炎」、脊髄炎治療のためにITB療法を行うと説明があったからです。
その根拠を問うと、あなたの痙性は強い(酷い)と言うもの。
一般的に事故や転落などの怪我が原因の患者さんは、あなたのように痙性は強く(酷く)ない、加えて、当センターでの診断名は「脊髄炎」であり、今後病名が変わる事はないと発言されました。
入院中に怪我が原因の脊損頚損患者さんと接し、私以上に痙性が強い(酷い)患者さんを数多く見てきていたので不信感を覚えながら退院しました。
その後、治療法についてAI病院などの担当医に相談した結果、中止することを決めSセンターに報告し、これ以後(治療で)Sセンターを訪れていません。
0 件のコメント:
コメントを投稿